当院の理念
「自然の中で豊かな暮らしを続けたい」。生命が循環する瑞々しい森を抱き、洪波洋々と広がる海に囲まれた世界遺産の屋久島。そこに暮らす人々の健康を守りたい。訪れる人々の相談に応えたい。屋久島尾之間診療所は、スタッフ一同が柔らかな気持ちで日々の診療にあたっています。赤ちゃんからお年寄りまで、ひとりひとりの健康の悩みに応えながら、皆様の生きる力を応援しています。健康で安心して暮らせる屋久島を目指して、日々の努力を続けています。
院長紹介
院長 杉下 智彦(すぎした ともひこ)
私たちは長いアフリカでの経験を経て、生命が瑞々しく躍動する屋久島へやってきました。「太古の森を抱く屋久島に住む人々から、私たちが未来を生きる叡智を学びたい」。そんな思いを胸に、2022年4月1日、屋久島尾之間診療所を承継いたしました。6年前、妻が屋久島を訪問したことを契機に、毎年のように二人の子供たちと屋久島の森や海を駆け巡るようになり、前診療所長の市地春彦先生ご夫妻との交流を深めてきました。世界に冠とした雄大な自然環境に魅せられた私たちは、2020年、米国森林セラピストの妻と子供たちが尾之間に移住。私も離島診療の決意を固め、この美しい屋久島へ人生後半の活動拠点を移しました。
かつてアフリカで、自然界に対する畏敬の念を持ちながら精神世界を生きるアフリカの人々に惹かれてきたのと同様、この屋久島の原生森とそこに暮らす人々との健康と調和から、私たちが未来を生き抜くための叡智とは何か、人類の本当の幸せ(ウェルビーイング)とは何か、を診療を通して学びたいと願っています。私たちにできることは何でもお手伝いしますので、遠慮なくご相談いただければと思います
学歴
- 1990年
- 東北大学医学部 卒業
- 2001年
- ハーバード大学公衆衛生大学院 卒業(公衆衛生修士)
- 2002年
- ロンドン大学大学院 卒業(医療人類学修士)
- 2016年
- ケニア国グレートレイク大学大学院 卒業(地域保健博士)
経歴
- 1990年
- 聖路加国際病院外科レジデント(後にチーフレジデント)
- 1994年
- 東北大学医学部心臓血管外科 医員
- 1995年
- マラウイ共和国ゾンバ中央病院外科医長(青年海外協力隊員)
- 1999年
- 世界に羽ばたく日本の100人に選出
- 2002年
- タンザニア国モロゴロ州保健行政強化プロジェクト(リーダー)
- 2006年
- 国際協力機構JICA本部(東京)のグローバルヘルスアドバイザーとして、世界30か国以上で保健システム案件の技術指導に携わる
- 2009年
- ケニア国ニャンザ州保健システム強化プロジェクト(リーダー)
- 2015年
- 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」国際技術委員
世界保健機関(WHO)、世界ワクチン同盟(GAVI)、世界銀行、日本政府などの国際技術委員を歴任 - 2014年
- 第7回 ソーシャル・ビジネス・グランプリ大賞受賞
- 2016年
- 第44回 医療功労賞受賞
- 2016年
- 東京女子医科大学国際環境・熱帯医学講座(教授/講座主任)
- 2022年
- 東京女子医科大学公衆衛生講座グローバルヘルス部門 客員教授
専門医
- 日本社会医学系専門医協会認定 社会医学系指導医・専門医
- 日本外科学会認定 外科認定医
専攻
- プライマリケア
- 外科学
- 感染症内科
- 救急医学
- 公衆衛生学
- 医療人類学
- グローバルヘルス学
- 薬草学
所属学会
- 日本国際保健医療学会(常任理事)
- 全国医学部国際交流協議会(理事)
- 国際NGOジョイセフ(理事)
- 日本外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本公衆衛生学会
- 日本アフリカ学会
趣味など
- アウトドアスポーツ
- フィッシング
- 登山
- ハイキング
- 読書
- 音楽
- 歴史探訪
- ソーシャルビジネス
- サウナ
取得資格
- 自動車免許
- 小型船舶1級免許
- 温泉観光実践士
- 温泉ソムリエマスター
- スパ健康アドバイザー